自動メッシュ総覧 幾何形状修復機能 表面自動分割 ソリッド自動分割

自動メッシュの機能

幾何形状修復機能


CADで作成された幾何形状でIGESまたはSATのフォーマットで保存されたものは、Strand7に読み込むことが出来ます。読み込みされた幾何形状はStrand7の自動メッシュ機能によって分割することが出来ます。インポーターは、表面形状実体(B-splines, cubic, splines,planes, ruled surfaces, cones, spheresなど)を含むファイルを認識することが出来ます。

このバイクホイールハブは、IGESフォーマットで作成されて保存され、Strand7に読み込まれました。上の図は、Strand7がどのように読み込まれた幾何形状を表示するかを示しています。モデルは、面形状と曲線要素によって構成されています。

上の図はもともとACISフォーマットで保存された水道蛇口のStrand7に読み込んだ様子を示しています。モデルは面形状と円錐形状、曲線要素で構成されています。

テニスラケットの形状がStrand7に読みまれました。この図は、読み込まれた直後幾何形状と分割後のモデルの両方を示しています。水色で示されたフレームは表面分割で、グレーのハンドルの部分はソリッド分割です。

CADで作成されたモデルは、よく形状の視覚伝達の目的に使われます。FEAのモデルは、同じように見えますが、実は視覚伝達目的以外である数学的構造シュミレーションの目的も果たしています。CADモデルをFEAモデルに変換するには、この違いを解決しなければなりません。Strand7は、この変換を助ける数多くのツールを備えています。CADでは見えないモデル内部の意図せぬ切れ目は識別されなければなりません。このような切れ目、裂け目や不揃いな部分は幾何形状修復ツールを用いて取り除かれるか修復されなければなません。下の図はStrand7のツールがいかにこのような裂け目(赤色で表示)を探し出すかを示しています。

この図は、水道蛇口の自由縁(Free Edge)を赤色で示しています。幾何形状の定義上では、自由縁は切れ目と見なします。そのまま自動分割が行われれば、この切れ目はそのまま保存されます。切れ目を閉じて分割したい場合には、幾何形状修復ツールを使用することができます。

このイメージはIGESフォーマットの丸屋根の塔の幾何形状のStrand7への読み込み後の様子を示しています。左側のイメージは面の間のギャップ位置を赤色で示しています。これらの裂け目は幾何形状修復ツールで結合され、右のイメージのようになりました。

このイメージは幾何形状修復削除操作の結果を示しています。左側のイメージは、極小さな面形状を含む幾何形状のStrand7読み込み後を示しています。右側はこの小さな面形状削除後のイメージを示しています。この機能は自動的に小さな面形状を削除し、ギャップを結合しています。